2013年10月25日(金)、大学の大阪サテライトキャンパスにて、
松居友さん(75文独)による、「ミンダナオ子ども図書館のいま」を開催しました。
開催報告に代えて、長友伸吾さん(74文独)によるレポートを
関西ソフィア会メーリングリストより転載します。(長友さん了承済)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ いつもでしたら、ある程度下調べをして、 どんなものかをある程度想像し、 質問するとしたらこんなことかな、 などと予習をしてくるのですが、 今回は方向が見えず、切り口がわからず、 予習になりませんでした。 講演テーマは「ミンダナオ子ども図書館のいま」ですが、 実際にお話を聞いてみますと、けっこう多岐にわたっていました。 予習したとしても、ここまでは予想できなかったでしょう。 子どもたちへの本の読み聞かせから始まった活動のようですが、 子どもたちに奨学金を与え、希望者には大学まで行かせ、 微妙な政局の地域なので、戦闘後の難民救済活動をし、 更には、ちゃんとした手術もできる医療活動まで手掛けているという、 多岐多様の言葉では済まない、幅広いものでした。 「あの場で考えられる限りのあらゆる善行をしていらっしゃる」 と言ってもいいような、 もはや神に例えるしかないような、 そういう活動でした。 この活動の経済的よりどころが、99%個人の寄付というのも、 別の大きな驚きです。 その図書館を中心に、 民族、言語、宗教の垣根を越えて、たくさんの人たちが、 相手を尊重し、協力しあって生活している姿がそこにありました。 評判を聞きつけて、遠くから参加する人も増えているそうです。 これがもっと広い地域に、島全体に、国全体に広がれば理想ですが、 さすがにそれを許さない利権争いがあるようです。 ちなみに、ミンダナオはフィリピンで2番目に大きな島で、 北海道よりはるかに広いのです。 以上、ほんの一部ですが、講演や懇親会で私が聞き取れた活動内容でした。 長友伸吾(1974文独)
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なお、このイベントの2週間後に、レイテ島で大きな台風被害が発生しました。
ミンダナオ子ども図書館を通しての支援も可能とのことです。
ミンダナオ子ども図書館便り:http://home.att.ne.jp/grape/MindanaoCL/mindanews.htm
関西ソフィアンズ倶楽部 「ミンダナオ子ども図書館のいま」 開催しました
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