2017年4月15日(土)に上智大学2号館で「Rio to Tokyo ワークショップ」(上智大学ソフィア会/上智大学ソフィア・オリンピック・パラリンピック・プロジェクト共催)を開催した。
2020年東京オリンピック・パラリンピックの大会ボランティア募集に備えて、リオ大会で実際にボランティアとして活動された赤澤賢史様 [有限責任あずさ監査法人パートナー・公認会計士、通訳案内士(英語・ポルトガル語)]をお迎えし、ボランティアの募集から研修、実際の業務でのお話を、そして、ゲストスピーカーとして堤 静良様と白濱絵里奈様のお話を伺った。
卒業生、学生、教職員の皆さんなど計約80名の参加を頂いた。
ワークショップはまず、リオオリンピックでNHKの中継通訳として活動されたポルトガル語学科卒の白濱絵里奈さん(当時上智大4年生)がボランティアとは違った"仕事"としてオリンピック・パラリンピックに関わることの可能性についてお話しいただいた。
次に堤 靜良さん(お父様の堤 壽彦様とともにポルトガル語学科によるリオ調査団の現地コーディネートなどのご協力を頂いた。共にブラジルから来日中。)からリオオリンピック・パラリンピックについて、大会運営や街の様子、大会会場を俯瞰した見方での東京大会会場との比較など、興味深い観点からのお話をいただいた。
メインテーマであるリオ大会ボランティア体験についての赤澤賢史様のお話の要旨として、大会ランティアに応募した動機は、①語学上達(特ににポルトガル語)の目標として②国際大会のボランティアという非日常を体験してみたい ③ブラジル駐在最終年度の思い出作り であり、特にポルトガル語は相当な労力を使って2016年2月に、英語は2017年2月に通訳案内士試験に合格。TOEIC等英語力確認のためのツールはあるものの、実際はEF(Education First)による研修と能力分けが行われた。
オリ・パラという最大級の国際大会ボランティアという非常に貴重な経験ができ、すばらしい思い出作りになった。また、ブラジルでの障害者に対する寛容さ、明るさについても感動した。
応募から研修、実務にいたる具体的、詳細な内容を通じて語学の重要性を語る赤澤氏の話に参加者のみなさんは身を乗り出すように聞きいっていた。
今回はそれぞれ違った立場の3名の経験者ならではのお話、情報を知ることができ、非常に実務的でためになるワークショップだった。
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