エジプトレポート(アレキ編1) アレキサンドリア大学 柔道指導 挨拶

上智大学柔道部OB・OGの皆様

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 4月18日にカイロからアレキサンドリアに移動しました。そしてアレキサンドリアでのホテル暮らしを終え、大学に比較的近い東海岸のリゾートアパートを決め、銀行口座も開設し更にインターネットもつながり、アレキサンドリアでの生活の基盤がやっと整いました。まだ入り口に立ったばかりではありますが、簡単にアレキサンドリアレポートお送り致します。ご参照いただければと思います。

 アレキサンドリアはエジプト第2の都市(人口800万人)で、地中海に面した風光明媚な都市です。これから始まる夏休みの時期になると、欧州から大勢の避暑客が押しかけてきます。従って気候は涼しく、毎朝窓を開けてすがすがしい空気を味わっております。

 添付の写真をご参照いただきながらご説明致します。先ずG2770はアレキサンドリア大学体育教育学部の現学部長との写真です。そしてG2269は、柔道をアレキサンドリア大学で、正課として導入するにあたり尽力された前学部長とのツーショットです。この方にはマンションもお世話していただきました。

 さて、アレキサンドリア大学体育教育学部では約3,000人の男子学生が学んでいます。指導陣も充実していてオリンピックで行われるほとんどのスポーツに対応できる態勢になっています。私はコンバット部門(柔道、レスリング、ボクシング、キックボクシング、フェンシング、ウェイトリフティング、空手の7部で構成)学生は全ての科目の履修を義務付けられています。柔道は1年生と3年生の時に履修しなければならず、私は約600名の学生の授業を受け持ちます。大学の従業において学生は柔道も必修科目の一つとして単位を取らねばならないわけです。太った学生はほとんどいませんが、背の高い筋骨たくましい大男が目立ちます。

 G2318は道場とリング(ボクシング)の写真です。道場には約100枚の畳が敷かれています。そしてG2305は、最初の授業で私がアラビア語と英語で自己紹介と挨拶をしている写真です。私の横に正座している若い男性は エジプト人の同僚で90キロ超のがっちりした先生です。国際武道大学に柔道留学の経験があります。私は彼と二人三脚で学生の柔道指導にあたります。

 学生達は、私に声かける時は ドクトール(教授)と呼んでいます。もちろん柔道ですので日本語で先生と呼ぶ生徒もいます。

 柔道指導にあたっては、改善していくべき点等種々ありますが、授業は大いに盛り上がるので、私にとってはアルハムドリッラー(神のご加護)楽しい時を過ごしています。

 尚、大学では伝統と実績のあるレスリングが盛んです。その練習は柔道の固い畳の上で行われています。レスリングの技は巻き込みが多いうえに投げられる方は柔道の様な受け身を取ることはないので、けがしないか観ていて心配になります。

 アレキサンドリア大学はエジプトの大学柔道では常に優勝か準優勝の席を確保している強豪大学です。生徒達の中には66キロと73キロでチャンピオンになっている者もおります。

アレキ編(2)に続く                                              
                            以上

          アレキサンドリア大学 柔道指導 小山 繁

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