新年あけましておめでとうございます。
昨年12月から上智大学法学部卒業生の皆さんの「学生時代の思い出」を不定期に掲載開始しています。あんな人、こんな人、いろんな人が登場しますのでお楽しみに。
第2回目は菅原裕二さんです。
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私は、岩手県の公立高校を卒業して1976年4月に法律学科に入学しました。学園紛争はほぼ収束し、ピタウ先生が学長になって8年目の年でした。その頃は、法律学科4クラス(35から38クラス)で、現在に比べると推薦入学の学生の割合も、女子学生や現役合格の比率も低かったように思います。4年次のゼミは佐藤功先生でしたが、ゼミ以外は課外活動(陸上部・体育会本部)とアルバイトばかりで真面目な学生とは言えませんでした。
学長になってからもピタウ先生は「政治思想史」の講義は続けておられ、クリスチャンの私は1年生の時から目をかけていただきました。法学部には粕谷友介先生やホセ・ヨンパルト先生、仙台教区の安井光雄先生など、神父様もいらっしゃいましたし、カトリック学生の会に所属し、学生寮に住んでいたこともあって、上智会館3階の聖三木聖堂にも教授館(SJハウス)内のクルトゥル・ハイムにも足繁く通いました。
在学中にたくさんの信者の学生と多くのイエズス会員に出会えたことが私の生涯の方向性を定め、卒業して7年後、神学の勉強のために送られたローマでピタウ先生と再会することになりました。
菅原裕二(すがわらゆうじ)
法法80年卒
イエズス会司祭
教皇庁立グレゴリアン大学教会法学部教授
現在、法学部長