2016年6月アーカイブ

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2016
616日(木)1830から、法学部同窓会(SLA)はセミナー「法と実務の最前線」第7回「認知症患者の事故とその責任」を行いました(2号館13階法学部大会議室)。


講師は伊藤栄寿上智大学法学部准教授。同准教授は冒頭、今年(
2016年)31日に最高裁判所が示した「は認知症になった高齢者が起こした鉄道事故についてJR東海の損害賠償請求を棄却、その家族の責任を否定した」判決文を紹介。

その後は、私たちの身近なこの問題について、参加者全員がディスカッションに参加する中で議論が進みました。伊藤准教授が議論にあたって提起したのは①加害者家族として考える、②被害者として考える、③制度として考える、の
3つの視点。

それぞれ①については、どこまで介護をすれば責任を免れるのか、介護をしなければ責任を逃れるのか、②については、なぜ誰にも損害賠償請求ができないのか、加害者が資産家であった場合、請求できないのは不当ではないか(加害者遺族は、責任を負わず相続をできるコツになる
)、③については、責任保険の導入、高齢化社会における認知症患者、成年後見制度のあり方など、を示しました。

ディスカッションでは本件裁判での焦点となった民法
709条、714条についての適用にとどまらず、参加者からは国の政策や保険、介護のあり方まで幅広い意見が寄せられ、関心の高さが伺い知れるセミナーとなりました。参加者からは、「今回の最高裁判決は高齢化社会への国としての賠償責任制度改革に一石を投じたものとなればよい」などの声も寄せられました。

そして、セミナー終了後は恒例の懇親会。ここでも、講師を含め幅広い意見を聞くことができました。

梅雨明け頃の「海の日」に第2回「お江戸散策」を行います。根津・千駄木・谷中界隈の下町情緒を味わいながらのんびりと散策したいと思います。


日程等は下記の通りですので、皆様の参加をお待ちしております。
どうぞよろしくお願い致します。

 

 

1、日時    平成28718日(月)

集合時間  1030

2、集合場所  JR山手線 鶯谷駅南口改札口

3、持ち物   飲み物・帽子・日傘・タオル

        *昼食は谷中銀座「アウグス谷中ビアホール」で取ります。

4、雨天の場合  雨天中止(前日午後8時までに連絡いたします)

5、問合せ・連絡先 石丸(74年卒)携帯;090-4370-1520

                                   Emailm_ishimaru1950@yahoo.co.jp

6、その他   散策終了後、上野界隈で打上げを予定しております。

7.申込み   次の宛先に、氏名・卒年・学部・学科を記入の上送信願います。

       Hougakubu-alumni@sophiakai.gr.jp

コース概略

 ☆鶯谷駅南口⇒ 寛永寺⇒ 谷中霊園(徳川慶喜ほか著名人の墓めぐり)⇒ 五重塔跡⇒観音寺及び観音寺築地塀⇒朝倉彫塑館⇒ 夕焼けだんだん⇒ 谷中銀座(お店を探索・昼食*昼食場所は上記記載の通り)⇒岡倉天心記念公園

⇒よみせ通り⇒指人形・笑吉(500円で指人形劇鑑賞・30分)⇒へび通り ⇒

大名時計博物館(入館料300円) ⇒ 根津神社⇒根津駅⇒旧岩崎庭園⇒湯島駅⇒打上げ

☆歩行距離・・・6~7km☆

529日(日)に開催した会員大会では、まず法学部同窓会の辻伸行会長が2015年度の活動報告を行いました。

法学部同窓会のユニークな活動として「セミナー『法と実務の最前線』」があげられますが、2015年度は合計4回のセミナーを開催しています。また、活動の中心でもある現役学生支援として新たに新入生には特製クラッチバックを、卒業生には特製クリアファイルを贈呈しました。

その他、ゴルフコンペの第2回を開催するとともに、「お江戸散策ウォーク」、「座禅を愉しむ会」、「俳句を愉しむ会」など新企画にも取り組みました。

 

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529日(日)に開催した会員大会では、法学部同窓会の辻伸行会長の活動報告に続き、川上和哉財務委員長が2015年度の会計報告を行いました。

主出の中心を占めるのは、卒業生向けの贈答品代や会員大会費用。財務健全化のためには、やはり終身会費納入にいかにご協力いただくかが重要とのことでした。


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去る529日(日)、上智大学ソフィア会は公式行事として「オールソフィアンの集い2016ASF2016)」を開催。これに合わせ、法学部同窓会(SLA)は13:00から2号館4階の410教室で「会員大会・懇親会」を行いました。

当日は晴天に恵まれ、ASFには1万人を超える来場者がありましたが、SLAの会員大会・懇親会にも多数の卒業生が参加。早下隆士学長、滝沢正前学長も足を運んでくれました。

 

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上智大学法学部同窓会(SLA)は、セミナーシリーズ「法と実務の最前線」(第7回)を616日(木)18:30から法学部大会議室(2号館13階)で開催します。テーマは「認知症患者の事故とその責任」。講師は伊藤栄寿上智大学法学部准教授です。

 

今回のセミナーの主旨について、講師の伊藤准教授は次のように述べています。

「平成2831日、最高裁判所は認知症になった高齢者が起こした鉄道事故についてJR東海の損害賠償請求を棄却、その家族の責任を否定しました。認知症患者を看護する家族にとっては歓迎すべき判決といえます。しかし、最高裁は常に家族が責任を免れるとしているわけではありません。また、認知症患者から被害を受けた場合に、この判決は歓迎できないものとなります。

本セミナーでは、認知症患者が増加しており、また増加し続けていることに鑑み、今回の最高裁判決がもつ意味、今後に与える影響について検討をし、今後の患者をめぐる法のありかたについてみなさまと考える機会を持ちたいと考えています」

 

法学部同窓会の「法と実務の最前線」は、主に、民間企業や官庁などにおいて法律関係の実務にたずさわっている法学部同窓生や学問研究をおこなっている法学部所属教員を講師として迎え、昨今の立法事情、行政運営、判例の動向など踏まえつつ、ホットでタイムリーな話題を取り上げ、解説・検討を加えようとするものです。

無料でどなたでも参加できます。分野を超えた多数の方のご参加をお待ちしています。

日 時:2016616日(木) 18:3020:00

場 所:上智大学法学部大会議室(2号館13階)

対 象:法学部同窓生ほか教職員、大学院生、他学部の卒業生

参加費:無料

問合せ・申し込み:hougakubu-alumni@sophiakai.gr.jp


写真など

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