2022年3月アーカイブ

20151210日、戸川宏一(1963経商卒)・師岡文男(1976文史卒)・佐藤光利(1979経営卒)・鈴木 謙(1980外葡卒)による設立提案がソフィア会常任委員会によって承認されたことにより活動を開始した「オリンピック・パラリンピック支援特別委員会(以下、"オリパラ委員会"と略す)」は、2014623日に東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と連携協定を締結した上智大学のオリンピック・パラリンピック関連事業を支援し、社会貢献と会員交流を推進する活動を63カ月余り実施してまいりました。また、東京オリンピック・パラリンピック競技大会だけでなく、「ラグビーワールドカップ2019」と「ワールドマスターズゲームズ2021関西」についても地域の活性と地域ソフィア会との連携のために支援する活動を行ってまいりました。

 20225月に開催が延期されたワールドマスターズゲームズ2021の閉会後に、時限特別委員会としての活動を終了し委員会を解散する予定でしたが、新型コロナウィルスの感染拡大が収まらず、大会の実施が2026年以降に再延期されることが決定したため、検討の結果、委員会を2022331日に解散することをソフィア会常任委員会の承認を得て決定いたしました。

 「差別のない平和な共生社会の構築」をめざすオリンピック・パラリンピックの理念を教育・研究・社会貢献に活かす上智大学の事業を支援するために実施してまいりました講演会・シンポジウム・ワークショップ・研修会・座談会、べニューツアー、関連イベントの開催、関連情報の広報、人材バンク設置運営などの事業につきましては、『活動報告書』にまとめ、ソフィア会ホームページにアーカイブとして保管していただく予定です。また、設置時にオリパラ委員会解散後も登録者からのお申し出がない限り登録を継続することをソフィア会会長名で発表しております「人材バンク」につきましては、引き続きソフィア会がデータを保管管理し、活用させていただきます。

 最後に、オリパラ委員会の活動にご理解、ご協力いただいた皆様に深く御礼申し上げ、63カ月間の活動を今後のソフィア会活動に活かしていただくことを願い、委員会解散の報告とさせていただきます。

 

オリンピック・パラリンピック支援特別委員会  

委員長  師岡文男(1976文史卒)

副委員長 佐藤光利(1979経営卒)・松本明子(1983文史卒)

委 員  服山玲子(1975文史卒)・三浦久利夫(1976文史卒)

     新村誠(1983文英卒)・田村三穂 (1983聖母卒)

     萩原啓子(1984文社卒)・辻本純一(1991経営卒)

     西本真里(1994外葡卒)・中嶋亜津子(2011文哲卒)

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コロナ禍という未曽有の状況での開催となった東京2020。多様な立場(組織委員会・スポンサー・メディア・ボランティアなど)で参加されたソフィアンの皆さんによる、それぞれの視点から振り返る座談会を開催しました。視聴者からの質問にも答えていただき、大会を多面的に振り返る機会となりました。

オンライン座談会開催日2022年3月5日(土)1517

実施形式:オンライン(ZOOM2時間

アーカイブ視聴URL  https://youtu.be/ADl2vgJ4JZ4

登壇者:(卒年学部学科 東京2020大会時の所属・役割)

井川新氏(2006外葡)組織委員会マーケティング局(20221月より出向元に帰任)

伊藤康紀氏(2021経営)競技サポート(ボート競技)

辻本純一氏(1991経営)スポンサー企業(選手村担当)

北浦裕子氏(1996外独)スポンサー企業(所属アスリート支援・企業活動社内広報)

                                      都市ボランティア

山本修司氏(1986文新)メディア関係(毎日新聞社オリンピックパラリンピック室長)

川田リカ氏(1983外葡)選手村ネイルサロン通訳ボランティア

                                      大会ボランティア(東京スタジアム)

川上和哉氏(1884法)ボランティア面談員

                                    パラリンピック大会ボランティア(車椅子バスケ)パラマラソン

矢崎有紀氏(1993文社)オリパラ大会ボランティア(移動サポート)

司会進行:松本明子(オリパラ委員会副委員長・オリパラ大会ボランティア)

ト    トークテーマ:

    ・開催前(準備期)・開催中・終了後での各立ち位置からの視点・振り返り事項

・北京オリンピック・パラリンピックについて感じること

・東京2020での経験を日本は今後どのように活かしていくか? など

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<開催日時:2022211日(金)日本時間20002200・中国時間19002100

今回の企画は、世界最大のスポーツ祭典という共通の関心が集まる機会に、中国ソフィア会のメンバーにオリパラ会場内に設置される、各国のNOCNational Olympic Committee)ハウスやスポンサー企業等のホスピタリティーハウスを訪問し、日本のソフィアンと交流するという発想からのスタートでした。

大会開催の直前まで、私の会社の北京支店と大会開催の状況を逐一調査しながら準備してきましたが、残念ながら、北京大会も無観客開催となりました。このような状況下でも、中国在住ソフィアンとの交流の場の実現に向けた代案を練り、中国人卒業生の同窓会「華鷲会(カジュ)ソフィア会」とのオンライン交流会の実現に至りました。開催日を大会期間中の2月11日とし、大会に関するテーマに沿った情報交換と、同会メンバーとの親睦を図ることを目的とし、中国各都市より会員11名、日本側はソフィア会鳥居会長、国際委員会、オリパラ委員会有志他関係者と北京で取材中の共同通信井上記者・NHK鳥海アナウンサー(共に新聞学科卒)、そしてオリパラ学生プロジェクトGo Beyond有志の計26名、総勢 37名のソフィアンにご参加いただきました。Go Beyondの学生からは、「皆、先輩ばかりなので最初は緊張しましたが、直に中国の方々とお話ができて楽しかった」「今後は、中国人留学生との交流を盛んにしていきたい」等沢山の声をいただきました。また、鳥海アナ・井上記者は、国際放送センターの食堂などの様子を中継してくれました。中国各都市からは、一般市民の方々の様子や今年開業予定の世界最大級の屋内型スキーリゾート施設「ウィンタースター上海」の最新情報など様々なトピックスを提供いただき、あっと言う間の2時間の交流会でした。

今回の企画は、コロナ禍での開催でしたが、皮肉にもコロナがなければ成し得なかった企画であったかも知れません。コロナ禍による社会の変容は、決して否定的なものとばかりに考えるのでなく、これを常にポジティブ思考に捉え、今後の海外ソフィア会との交流の更なる発展に向けて、今回の試みを活かしていければと思います。

企画担当者:新村 誠 (1983年文英卒)

ウィンタースター上海.jpg

世界最大の室内ゲレンデ「ウィンタースター上海」(東方網日本語Webサイトより)

         

写真など

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