今回の企画は、世界最大のスポーツ祭典という共通の関心が集まる機会に、中国ソフィア会のメンバーにオリパラ会場内に設置される、各国のNOC(National Olympic Committee)ハウスやスポンサー企業等のホスピタリティーハウスを訪問し、日本のソフィアンと交流するという発想からのスタートでした。
大会開催の直前まで、私の会社の北京支店と大会開催の状況を逐一調査しながら準備してきましたが、残念ながら、北京大会も無観客開催となりました。このような状況下でも、中国在住ソフィアンとの交流の場の実現に向けた代案を練り、中国人卒業生の同窓会「華鷲会(カジュ)ソフィア会」とのオンライン交流会の実現に至りました。開催日を大会期間中の2月11日とし、大会に関するテーマに沿った情報交換と、同会メンバーとの親睦を図ることを目的とし、中国各都市より会員11名、日本側はソフィア会鳥居会長、国際委員会、オリパラ委員会有志他関係者と北京で取材中の共同通信井上記者・NHK鳥海アナウンサー(共に新聞学科卒)、そしてオリパラ学生プロジェクトGo Beyond有志の計26名、総勢 37名のソフィアンにご参加いただきました。Go Beyondの学生からは、「皆、先輩ばかりなので最初は緊張しましたが、直に中国の方々とお話ができて楽しかった」「今後は、中国人留学生との交流を盛んにしていきたい」等沢山の声をいただきました。また、鳥海アナ・井上記者は、国際放送センターの食堂などの様子を中継してくれました。中国各都市からは、一般市民の方々の様子や今年開業予定の世界最大級の屋内型スキーリゾート施設「ウィンタースター上海」の最新情報など様々なトピックスを提供いただき、あっと言う間の2時間の交流会でした。
今回の企画は、コロナ禍での開催でしたが、皮肉にもコロナがなければ成し得なかった企画であったかも知れません。コロナ禍による社会の変容は、決して否定的なものとばかりに考えるのでなく、これを常にポジティブ思考に捉え、今後の海外ソフィア会との交流の更なる発展に向けて、今回の試みを活かしていければと思います。
企画担当者:新村 誠 (1983年文英卒)
世界最大の室内ゲレンデ「ウィンタースター上海」(東方網日本語Webサイトより)
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