法学部同窓会の企画・主催として好評の「セミナー"法と実務の最前線"」が、11月9日、四谷キャンパスで開催されました。
13回目となる今回は、本学法学部教授の富永晃一先生を講師にお招きし、先生が専門とされる労働法の学識をもとに、先般成立した「働き方改革関連法」について取り上げていただきました。冒頭で同法成立の背景が紹介されたのち、労働時間規制に主たる焦点を当てつつ、労働時間の上限規制、年休消化義務、いわゆる高プロ問題、さらには、不合理な処遇格差の是正といった事項について解説がなされました。その後の質疑応答では、ミクロからマクロ、理論から現場と、参加者との間でさまざまなやり取りが続きました。
全体として、詳細な関連資料を用意されたうえに、丁寧でわかりやすい説明に終始され、とても有益なセミナーであったように思います。また、セミナー終了後は、恒例の懇親会を開催しましたが、多数の方がお残りになり、講師を交えて会話もはずみ、なごやかで楽しいひとときを過ごすことができました。