法学部同窓会は、7月12日(木)18時30分から2号館13階の法学部大会議室において、俳句講演会を開催しました。
今回は「蕪村・想像力の飛翔」をテーマとして、NPO法人双牛舎の共同代表である大澤水紀雄氏(俳号・水牛)より一時間半に亘り講演をしていただきました。
芭蕉の約70年後、江戸の中期に登場した与謝蕪村について
・摂津国東成郡毛馬村(現大阪市都島区毛馬町)に生まれ、20歳そこそこで江戸に出て「俳諧か画業か」どちらかで身を立てようと志す。
・その後、夜半亭早野巴人(宗阿)の門人となり俳人「宰鳥」として名を上げ始めるが、師匠病没後、同門の家(下総結城(現茨城県))に身を寄せて約10年間修行を積み、宗匠として「蕪村」と名乗り始める。
・その後、画家として京都に移住、画名を上げて京都に一戸を構え妻を迎え、55歳で夜半亭を襲名、画俳両道の第一人者となる。
蕪村の特徴として
・写生的な芭蕉に比べ、蕪村は空想の翼を羽ばたかせたような虚構に遊ぶ句が多く、古典・漢籍に通暁していたことがよくわかる。
講演会後は講師を交えた懇親会を南国亭にて行い、和気藹々とした雰囲気の中、学部学科の枠を超えて友好を深めることができました。
幹事の宇佐美さん、いつもありがとうございます!
本年中にあと1回の俳句講演会を予定しており、後日改めてご案内しますので、奮ってのご参加をお願いします。