2016年11月アーカイブ

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今年も12月11日(日)の語劇祭でロシア語劇を披露します。


今年はM・ツヴェターエワの『吹雪』("Метель")と、M・ゾーシチェンコ『ついてない一日』("Неудачный день")の2本立てです。

日時:12月11日(日)17:45開場、18:00開演
会場:上智大学 四谷キャンパス 10号館講堂

ゲネプロは同じく10号館講堂で12月6日(火)17:45開場、18:00開演の日時で行われます。


facebookの上智大学外国語学部ロシア語学科ページでも情報をご覧いただけます。

2017610日から910日までの93日間、カザフスタン共和国の首都アスタナでアスタナ国際博覧会が開催されます。

アスタナは1997年に遷都されて以降、急速な発展を遂げている活気に満ちた美しい都市です。

日本館ではアスタナ国際博覧会のテーマである「未来のエネルギー」への提案として、本の高い技術力と世界の課題解決に貢献できる日本の姿を発信していきます。

そこで働くアテンダントは、カザフスタンはもとより、世界各国から多くの来場者をお迎えする日本の「顔」として、大切な役割を担います。


詳細は下記URLにてご確認ください。

アスタナ国際博覧会 日本館公式ウェブサイト

http://expo2017-astana.go.jp/

日本アテンダント募集サイト

https://www.expo2017-attendant.go.jp/

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【続報】

11/23(水)21:00~ 上映後15分

トークイベントに東京大学、スラブ文学者の沼野充義教授に登壇していただきます。
SF史上に残る「ソラリス」の翻訳を手がける沼野教授に非英米圏SF、ロシアSFの魅力を語っていただきます。
ロシア文学、ロシア語を学ぶ方、SFファンの方はぜひイベントにご参加ください。


登壇 沼野充義教授 井上雅貴監督

渋谷ユーロスペース

https://www.facebook.com/reminimovie/?hc_ref=PAGES_TIMELINE




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はじめまして、ロシア語学科在学生や卒業生の皆さまに、近日公開する映画をぜひご紹介させてください。

映画『РЕМИНИСЦЕНЦИЯ レミニセンティア』。

http://www.remini-movie.com/

予告編

http://www.remini-movie.com/theater

私がペテルブルグ留学中(00-02年)に大変お世話になったロシア人の友人イリーナさんがプロデュースし、日本人映画監督の旦那様と、イリーナさんの故郷ヤロスラブリで自主撮影した映画です。

元々、イーラがアレクサンドル・ソクーロフ監督のロシア映画『太陽』の制作に日本語通訳として参加し、そこで『太陽』のドキュメンタリー撮影の監督として参加していた井上雅貴さんと出会ったことは知っていました。お二人の結婚式にご招待いただいた際は、『太陽』出演者の方々もいらっしゃってびっくりしました。

今回『レミニセンティア』がイーラのプロデュースだと知り、すぐに連絡しました。知れば知るほど、驚きました。日本人監督がオールロシア語、ロシアロケで創りあげた異色のロシアSF映画。撮影スタッフ、たったの3人。カメラ片手に日本からご家族でヤロスラブリにわたり、出演交渉と撮影交渉。監督の書いた日本語の脚本をイーラがロシア語に翻訳し、役者に意図を伝えながら撮影してゆく。お二人の可愛い娘さんが重要な役で登場。そして何と、ハリウッドや日本の映画祭でグランプリまで受賞しているではないですか!

その後、試写を観せていただく機会に恵まれたのですが、最後まで結末のわからないSF映画として純粋に楽しむだけでなく、ロシアらしい深い思想をめぐらせるシリアスな展開はロシア文学好きの方にもお薦め。ミラーニャ役の娘さん以外はヤロスラブリ劇場に所属し、ソ連時代から演技を学ぶ本格的な役者とのことで、ロシア語劇関係者の方々にもぜひ観ていただきたいです。ヤロスラブリの景色やロシア正教会の美しい映像、とあるアパートの情景など、ロシアと縁の深い皆さまは、細部まで見逃さず、様々な楽しみ方ができるに違いありません。

 

何より、昔、ロシア芸術が好きでロシア語を学んだ者として感動するのは、監督のロシアへの愛情とリスペクトです。

井上監督の言葉(映画の公式サイトより抜粋)

「ロシア人の役者たちに相談するため、劇場に行ったところ、私も出演したいと言い出すぐらい協力的で、街の人たちも撮影場所を提供してくれたりと最初シネリオで想定していた規模をはるかに越えた撮影となりました。それはすべて映画文化ということに対するロシア人のリスペクトがあるからです。映画関係者だけでなく一般人も映画に尊敬の念を抱いているのです。文化レベルが高いというのはこういう事かと痛感しました。この映画はロシアでなければ成立しない作品です。」

私も留学時代、ロシア人の芸術文化に対する愛情が大好きでした。久しぶりに(?)ロシアへの愛情がこみ上げてきてしまいました。皆さまもぜひ、劇場に足を運んで映画を「体験」してきてください。

【劇場情報】

渋谷ユーロスペースを皮切りに、名古屋、豊岡、松本での上映が決定。全国公開に向けて準備をしているそうです。

http://www.remini-movie.com/theater

渋谷ユーロスペース

1112日(土)〜1118日(金)10:00〜、21:00

1119日(土)〜 1125日(金)21:00

http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000144

 

【最新情報はFacebookにて】

撮影裏話の聞ける舞台挨拶も予定されているようです。

https://www.facebook.com/reminimovie/

 

【ロシア配給活動支援サイト】

この映画を日本全国で広く上映するため、またロシアで劇場公開するため、皆さまのお力でクラウドファンディングを盛り上げていただけると嬉しいです。

https://motion-gallery.net/projects/reminiscentia

 

サンドネス(臼井)里恵子(2000年卒)

写真など

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