同窓会からのお知らせの最近のブログ記事
前回同窓会が開かれたのは2019年12月でした。それから数ヶ月もたたないうちにコロナ・ウィルスにより世界が一変しました。その状況が今も続くなかですが、ロシア語学科同窓会2021のご案内を送らせていただきます。
同窓会は2年ごとに開催され、同窓生による講演会と総会(4年に一回)、それに引き続いての懇親会が恒例となってきましたが、長引くコロナ状況のなかで、中止にせざるをえないと考えておりました。
ところが、思いがけず役員会で「オンラインでの講演会ならできるのでは」という声があがり、これを幹事会(各期幹事の集まり)に諮ったところ、こういう時期だからこそやりましょう、との意見が多数を占めました。今回はその総意にしたがい、みなさまを「初めてのオンライン講演会」にお誘いする次第です。
【ご案内とご報告】
■オンライン講演会
2021年12月4日(土) 16:00 ~17:30 (Zoom利用)
*講演者 武隈喜一氏(20期)
*演題 「アメリカはロシアの裏返し」
ロシアのエリツィン時代とアメリカのトランプ時代。講演者は、二つの超大国の「混乱と分断」を全期間にわたり現地で立ち会うという稀有の経験をお持ちです。ご本人の希望により、聞き役、進行役を交えての「鼎談的講演会」を予定しています。さて、どのような展開となるか乞うご期待。
*講演者略歴
1980年上智大学外国語学部ロシア語学科卒業、1982年東京大学文学部露文科卒業。出版社、通信社などを経て1992年テレビ朝日入社。1994〜99年、テレビ朝日モスクワ支局長。2012〜13年、北海道大学スラブ研究センター客員教授。2016年7月からテレビ朝日アメリカ社長としてニューヨークに駐在し、今年8月に日本に帰任。著書に、『黒いロシア、白いロシア----アヴァンギャルドの記憶』(2015)、『マンハッタン極私的案内』(2019)、『絶望大国アメリカ----コロナ、トランプ、メディア戦争』(2021、三冊とも水声社)、編訳書に、『ロシア・アヴァンギャルドⅡ 演劇の十月』(1988)、『ロシア・アヴァンギャルドⅠ 未来派の実験』(1989、ともに共編、国書刊行会)などがある。
■オンライン講演会への参加方法
下記リンク、または、ハガキがお手元に届いている場合は、ハガキ記載のQRコードを読み取り、講演会出欠フォームに必要事項をご入力ください。締め切りは11月30日(火)です。
講演会前日に、ご連絡いただいたメールアドレスへ参加リンクをご案内申し上げます。
https://forms.gle/jCh456gZneZxgkjB8
以上につき、ご不明な点・ご意見などございましたら、ロシア語学科同窓会(roshiagogakka@gmail.com)までご連絡いただければ幸いです。
12月14日に開催された同窓会定期総会において、次期役員が下記の通りに選出・任命されました。
次期役員の任期は2020年4月からの4年間です。
会長 麻田恭一(18期・1978年卒)
副会長 仙場章彦(24期・1984年卒)
小平紀子(32期・1992年卒)
松尾陽子(35期・1995年卒)
事務局長 富永晃子(42期・2002年卒)
会計 室井彰子(19期・1979年卒)
会計監査 茂木和代(14期・1974年卒)
石川統之(36期・1996年卒)
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学科連絡 秋山真一(33期・1993年卒)ロシア語学科准教授
外務省から非常勤職員(専門分析官 ロシア・CIS諸国情勢)の募集が届いています。
ご興味のある方は下記URLをご覧ください。
今年度のロシア語学科同窓会総会・懇親会は下記の日程で開催されます。
12月14日(土)
総会・講演会 16:00 ~ @上智大学7号館
懇親会 18:00 ~ @上智大学2号館
詳細は10月下旬に案内状を発送します。
住所変更等がありました同窓会事務局までご連絡ください。
ロシア語学科同窓会を下記の通りに開催いたします。
案内状が届いていない方は、事務局(roshiagogakka@gmail.com)宛にご連絡ください。
【講演会・懇親会】 2017年12月2日(土)
■講演会 上智大学2号館3階 2-309教室 16:00 ~ 17:30
*講演者 白石和子氏(14期)
*演題 「リトアニアーロシアに三度占領された小国がいかに蘇ったか」
リトアニアは、18世紀末、三国分割により、ロシアの領土となるまで、欧州最大の版図を誇るポーランド・リトアニア連邦の構成国であった。第一次世界大戦後、独立を達成するも第二次世界大戦で、ソ連、ナチス・ドイツ、ソ連に蹂躙された。人口300万人の小国が1990年いかにして独立国家として蘇ったかについて、検証する。
*講演者略歴
1974年外務省入省
外務省では、条約局国際経済協定室長、総合外交政策局外構政策調整官、経済局世界貿易機関紛争処理室長、在外では、在アトランタ総領事館首席領事、在ポーランド大使館公使参事官を務める。 2012-2015年特命全権大使 リトアニア国駐箚、2015-2016年特命全権大使 女性人権人道担当兼北極担当、2016-2017年外務省参与 北極担当大使
■懇親会 上智大学2号館5階 学生食堂 18:00 ~ 20:00
*会費 \5,000 (ご夫婦での参加会費 : お2人で\8,000)
(維持会費を含みます)
ロシア語学科同窓会の開催日が決まりました!
2017年12月2日(土)
16:00 ~ 17:30 講演会
18:00 ~ 20:00 懇親会
講演会・懇親会のいずれも上智大学構内で行います。
10月中旬に詳細のご案内をお送りします。
NPO法人立川日露文化交流協会主催のコンサートを7月15日(
また、「バレエ付き」の部分ですが、
7月15日(土)19時開演です。学生半額ですので、
NPO法人立川日露文化交流協会 仙場真理(24期)
シャリャーピン、ヴェルティンスキー、
クリスマスコンサートでは、
ロシア語学科のみなさんには是非聴きに来て頂きたいと思います。
2017年6月10日から9月10日までの93日間、カザフスタ
アスタナは1997年に遷都されて以降、急速な発展を遂げている
日本館ではアスタナ国際博覧会のテーマである「未来のエネルギー
そこで働くアテンダントは、カザフスタンはもとより、世界各国か
詳細は下記URLにてご確認ください。
アスタナ国際博覧会 日本館公式ウェブサイト
日本アテンダント募集サイト
【続報】
11/23(水)21:00~ 上映後15分
トークイベントに東京大学、
SF史上に残る「ソラリス」
ロシア文学、ロシア語を学ぶ方、
登壇 沼野充義教授 井上雅貴監督
渋谷ユーロスペース
https://www.facebook.com/
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はじめまして、ロシア語学科在学生や卒業生の皆さまに、近日公開する映画をぜひご紹介させてください。
映画『РЕМИНИСЦЕНЦИЯ レミニセンティア』。
予告編
http://www.remini-movie.com/theater
私がペテルブルグ留学中(00-02年)に大変お世話になったロシア人の友人イリーナさんがプロデュースし、日本人映画監督の旦那様と、イリーナさんの故郷ヤロスラブリで自主撮影した映画です。
元々、イーラがアレクサンドル・ソクーロフ監督のロシア映画『太陽』の制作に日本語通訳として参加し、そこで『太陽』のドキュメンタリー撮影の監督として参加していた井上雅貴さんと出会ったことは知っていました。お二人の結婚式にご招待いただいた際は、『太陽』出演者の方々もいらっしゃってびっくりしました。
今回『レミニセンティア』がイーラのプロデュースだと知り、すぐに連絡しました。知れば知るほど、驚きました。日本人監督がオールロシア語、ロシアロケで創りあげた異色のロシアSF映画。撮影スタッフ、たったの3人。カメラ片手に日本からご家族でヤロスラブリにわたり、出演交渉と撮影交渉。監督の書いた日本語の脚本をイーラがロシア語に翻訳し、役者に意図を伝えながら撮影してゆく。お二人の可愛い娘さんが重要な役で登場。そして何と、ハリウッドや日本の映画祭でグランプリまで受賞しているではないですか!
その後、試写を観せていただく機会に恵まれたのですが、最後まで結末のわからないSF映画として純粋に楽しむだけでなく、ロシアらしい深い思想をめぐらせるシリアスな展開はロシア文学好きの方にもお薦め。ミラーニャ役の娘さん以外はヤロスラブリ劇場に所属し、ソ連時代から演技を学ぶ本格的な役者とのことで、ロシア語劇関係者の方々にもぜひ観ていただきたいです。ヤロスラブリの景色やロシア正教会の美しい映像、とあるアパートの情景など、ロシアと縁の深い皆さまは、細部まで見逃さず、様々な楽しみ方ができるに違いありません。
何より、昔、ロシア芸術が好きでロシア語を学んだ者として感動するのは、監督のロシアへの愛情とリスペクトです。
井上監督の言葉(映画の公式サイトより抜粋)
「ロシア人の役者たちに相談するため、劇場に行ったところ、私も出演したいと言い出すぐらい協力的で、街の人たちも撮影場所を提供してくれたりと最初シネリオで想定していた規模をはるかに越えた撮影となりました。それはすべて映画文化ということに対するロシア人のリスペクトがあるからです。映画関係者だけでなく一般人も映画に尊敬の念を抱いているのです。文化レベルが高いというのはこういう事かと痛感しました。この映画はロシアでなければ成立しない作品です。」
私も留学時代、ロシア人の芸術文化に対する愛情が大好きでした。久しぶりに(?)ロシアへの愛情がこみ上げてきてしまいました。皆さまもぜひ、劇場に足を運んで映画を「体験」してきてください。
【劇場情報】
渋谷ユーロスペースを皮切りに、名古屋、豊岡、松本での上映が決定。全国公開に向けて準備をしているそうです。
http://www.remini-movie.com/theater
渋谷ユーロスペース
11月12日(土)〜11月18日(金)10:00〜、21:00〜
11月19日(土)〜 11月25日(金)21:00〜
http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000144
【最新情報はFacebookにて】
撮影裏話の聞ける舞台挨拶も予定されているようです。
https://www.facebook.com/reminimovie/
【ロシア配給活動支援サイト】
この映画を日本全国で広く上映するため、またロシアで劇場公開するため、皆さまのお力でクラウドファンディングを盛り上げていただけると嬉しいです。
https://motion-gallery.net/projects/reminiscentia
ロシア語学科の皆様、卒業生の皆様にロシアにちなんだ小説を再度、ご紹介します。
以前ご紹介した「皇女アナスタシア~もう一つの物語」と同じ作者の作品です。
「マスカレード・オン・アイス」(一原みう、集英社オレンジ文庫)
フィギュアスケーターの女の子がペテルブルグに行く話です。
フィギュアスケート好きの方の心をくすぐるのではないかと思います。
内容紹介:
かつては将来を期待された若手フィギュアスケーターだった白井愛。だが、高一になった今では不調に悩み、昨シーズン、世界ジュニア二位に輝いた姉の華との差は開くばかり。愛は懸命に練習を続けるが、経済的な事情もあり、スケートを続けることすら難しくなりそうで...。だが、そんな時、華をはじめとする周りの人達が、愛の持つ"特別な才能"に気づきはじめ...!?
作者の一原みうさんがペテルブルグのリンクに行き、ロシア代表のペアフィギュアスケーター、川口悠子選手、モスクヴィナコーチに取材をし、執筆した作品だそうです。
後半の舞台は完全サンクトペテルブルグです。
ペテルブルグの長くて速いエスカレーター、黒パンを片手にボルシチを「飲む」のではなく「食べる」ロシア風のスープの食べ方。
ロシア、ペテルブルグに行った方には「わかるわかる」という場面があるのではないでしょうか。
ペテルブルグ好き、フィギュアスケート好きの方におすすめの本です。
また、「マスカレード・オン・アイス」のスピンオフ作品の「ZAYAKO」が5月1日からWebコバルト(http://cobalt.shueisha.co.jp/)のサイトで「完全無料」で読めるようです。
「ZAYAKO」はメンタルトレーニングについて書かれているのですが、メンタルトレーニングはもともと、ソ連の宇宙飛行士のプレッシャーや不安を解消するトレーニングとしてはじまり、一定の成果が見られたため、スポーツに取り入れることになったそうです。
少女小説の老舗コバルト文庫が紙媒体からWebに移行していて、時代の流れを感じました。
興味がある方は、そちらもよかったらのぞいてみてください。
清水(40期)
清水(40期)