【続報】
11/23(水)21:00~ 上映後15分
トークイベントに東京大学、
SF史上に残る「ソラリス」
ロシア文学、ロシア語を学ぶ方、
登壇 沼野充義教授 井上雅貴監督
渋谷ユーロスペース
https://www.facebook.com/
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はじめまして、ロシア語学科在学生や卒業生の皆さまに、近日公開する映画をぜひご紹介させてください。
映画『РЕМИНИСЦЕНЦИЯ レミニセンティア』。
予告編
http://www.remini-movie.com/theater
私がペテルブルグ留学中(00-02年)に大変お世話になったロシア人の友人イリーナさんがプロデュースし、日本人映画監督の旦那様と、イリーナさんの故郷ヤロスラブリで自主撮影した映画です。
元々、イーラがアレクサンドル・ソクーロフ監督のロシア映画『太陽』の制作に日本語通訳として参加し、そこで『太陽』のドキュメンタリー撮影の監督として参加していた井上雅貴さんと出会ったことは知っていました。お二人の結婚式にご招待いただいた際は、『太陽』出演者の方々もいらっしゃってびっくりしました。
今回『レミニセンティア』がイーラのプロデュースだと知り、すぐに連絡しました。知れば知るほど、驚きました。日本人監督がオールロシア語、ロシアロケで創りあげた異色のロシアSF映画。撮影スタッフ、たったの3人。カメラ片手に日本からご家族でヤロスラブリにわたり、出演交渉と撮影交渉。監督の書いた日本語の脚本をイーラがロシア語に翻訳し、役者に意図を伝えながら撮影してゆく。お二人の可愛い娘さんが重要な役で登場。そして何と、ハリウッドや日本の映画祭でグランプリまで受賞しているではないですか!
その後、試写を観せていただく機会に恵まれたのですが、最後まで結末のわからないSF映画として純粋に楽しむだけでなく、ロシアらしい深い思想をめぐらせるシリアスな展開はロシア文学好きの方にもお薦め。ミラーニャ役の娘さん以外はヤロスラブリ劇場に所属し、ソ連時代から演技を学ぶ本格的な役者とのことで、ロシア語劇関係者の方々にもぜひ観ていただきたいです。ヤロスラブリの景色やロシア正教会の美しい映像、とあるアパートの情景など、ロシアと縁の深い皆さまは、細部まで見逃さず、様々な楽しみ方ができるに違いありません。
何より、昔、ロシア芸術が好きでロシア語を学んだ者として感動するのは、監督のロシアへの愛情とリスペクトです。
井上監督の言葉(映画の公式サイトより抜粋)
「ロシア人の役者たちに相談するため、劇場に行ったところ、私も出演したいと言い出すぐらい協力的で、街の人たちも撮影場所を提供してくれたりと最初シネリオで想定していた規模をはるかに越えた撮影となりました。それはすべて映画文化ということに対するロシア人のリスペクトがあるからです。映画関係者だけでなく一般人も映画に尊敬の念を抱いているのです。文化レベルが高いというのはこういう事かと痛感しました。この映画はロシアでなければ成立しない作品です。」
私も留学時代、ロシア人の芸術文化に対する愛情が大好きでした。久しぶりに(?)ロシアへの愛情がこみ上げてきてしまいました。皆さまもぜひ、劇場に足を運んで映画を「体験」してきてください。
【劇場情報】
渋谷ユーロスペースを皮切りに、名古屋、豊岡、松本での上映が決定。全国公開に向けて準備をしているそうです。
http://www.remini-movie.com/theater
渋谷ユーロスペース
11月12日(土)〜11月18日(金)10:00〜、21:00〜
11月19日(土)〜 11月25日(金)21:00〜
http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000144
【最新情報はFacebookにて】
撮影裏話の聞ける舞台挨拶も予定されているようです。
https://www.facebook.com/reminimovie/
【ロシア配給活動支援サイト】
この映画を日本全国で広く上映するため、またロシアで劇場公開するため、皆さまのお力でクラウドファンディングを盛り上げていただけると嬉しいです。
https://motion-gallery.net/projects/reminiscentia
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