ロシア語学科卒業生の出版物のご案内

中央アジア、魅惑の国・キルギス物語―モスクワ、ソウル、キルギス、ウクライナへの道
ツルゲーネフ,ユーリー・ダメノビッチ/富岡 讓二【著】
2023年7月発行



上智大学ロシア語学科同窓会の皆様

この度、「中央アジア、魅惑の国・キルギス物語」、副題、モスクワ、ソウル、キルギス、ウクライナへの道を出版致しました(流通経済大学出版会、390頁 定価2700円+税)。 7年の上智生活は5年間のロシア語科と2年の経済学科、部活は吹奏楽部6年、入学初年度はロシア語の難しい文法に着いて行けずに直ぐの休学。 5年時に1964年の東京五輪では冷戦下の埼玉・戸田ボート場でロシア語通訳、緊張したが貴重な体験となる。 長い学生生活や人の世の幸せは良き人々との出逢い、しかし悲しい別れ、願うのは平和を心底にウクライナ戦争を含み、数年間書き続けました。

書くきっかけはロシアや中央アジア専門の旅行会社より、新しく設立されたキルギスの11年生の日本語学校へ、月100ドルのボランチア教師として行かないかと案内される。 学生時代から未知の地域・中央アジアに密かな興味を抱き、ロシア語を公用語とする同国でロシア語のブラッシュ・アップ。 もう一つの願いは三蔵法師がその昔、この国を通りインドへ向かった事、作家の司馬遼太郎も同国を数度訪れ乍ら、バイカル湖に次ぐ透明度の高い塩湖・イシク・クル湖を見ずして亡くなる事が人生最大の心残り、との逸話を耳にしていました。 近隣の中央アジアも訪れ、この訪問を基に小説を書き残したい等の想いから(冬の寒さから体調不良になり1年弱の帰国になりましたが)。 長い間苦しみ学んだロシア語、優秀な諸先輩と比べロシア語も楽器も3流。 だが若い時代からの、この2つの学びが私のささやかな人生路を支えて呉れました。

ロシア語では中々就職が見つからず長いアカデミック?なキャンパス生活、繊維会社に入社し一度は海外へ行きたいとの夢を抱き航空会社へ転職、間もなくソ連時代のモスクワ支店に転勤。 何事もニィエット(NO)の規制と食料事情も厳しいソ連時代、幼い子供を伴う家族生活に不安が伴いました。 楽しみはモスクワ市内、ウクライナ・ホテル内の小さなカウンター、日本からの旅行者への応対(会話)、そして懐かしい上智の同窓との再会等でした。 長年憧れていたジャズバンド・シャープス&フラッツのリーダー原 信夫さん、国内やロシアでも人気女優の栗原小巻さん、歌手の石井好子さん、ダークダックス、ロイヤル・ナイツ他の音楽関係者、ジャーナリスト、政治やスポーツ関係、国内では簡単にお話も出来ない方々、時には我が家にもお越し頂きました。 上智での才なく苦しんだロシア語や楽器練習、長く続ければ良き出逢いもあるものだ、と独り思い。 9月からアマゾンや楽天を始め他の通販でPRが始まり電子書籍化も。

9月9日には読売新聞(上記)、10月には朝日新聞に広告掲載予定です。

尚、上智大学キャンパス内の紀伊国屋書店で、10月2日より開催されています、「大学出版協会フェアー」でも展示されています。 宜しければこちらも覗いて下さい。

混沌化が進む時が流れますが、平和や安寧の時代が戻ります様にお祈り致します。 皆様、どうぞお元気に良き日々をお送り下さい。 観光、音楽、各種芸術、スポーツ等々の国際交流により、平和と人々に笑顔が蘇る時代を心から祈ります。

2023秋 冨岡譲二 こと 三田 譲 (5期卒)

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