賀詞交歓会の報告
2015年ソフィア経済人倶楽部 賀詞交歓会開催
日時:2015年1月21日(水)18時30分
場所:赤坂アーク森ビル アークヒルズクラブ
上原隆一事業企画委員長の司会で幕を開けた2015年ソフィア経済人倶楽部 賀詞
交歓会。今年は120名ほどの参加者でなごやかに開催された。
まず、濱口敏行会長から「ソフィア経済人倶楽部は、ビジネスの世界で活躍している
ソフィアンを横につなぐネットワークで、5年経過し会員は500名になった。今年は、
ダイバーシティをテーマに講演会やデイスカッションをしている。我々も大学に貢献
すべく、新しいグローバル大学としての創生に向けて知恵を絞っている」と挨拶が
あった。
濱口会長 写真 2015NYP-1
来賓の、髙祖敏明上智学院理事長は、昨年末帰天されたピタウ司教への黙祷から始ま
った。「2020年に東京オリンピック、パラリンピックがあるが、50年前のオリンピッ
クで上智が活躍して『語学の上智』というのが広がった。今回も、語学で援助するのは
もちろん、看護関係も含めて何かできることないか考えている。そこでMen&Women
for Others with Othersという理念を活かしていきたい。まさに私たちが兄弟姉妹とし
て世界全体を引っ張り、ピタウ先生の言葉にある"仕えていく"という生き方を強くし
ていきたいと思っている
パラリンピックで上智はこういうことができると得ることがあればアイデアをいただ
きたい。各方面に働きかけていきたい」と挨拶された。
髙祖理事長 写真 2015NYP-2
早下隆士上智大学学長は、固く手を握り「上智をよろしくお願いします」と言われた
ピタウ先生との思い出のエピソードを語られ、「学生と共に生きることの重要性を学ん
だ」と話された。また「卒業生との繋がりがこんなに強い大学は皆無だ。その強みを
活かし、皆がまた戻ってきたい大学にしていくのが使命だと思っている」と語られた。
早下学長 写真 2015NYP-3
続いて来賓にご登壇いただいた。
藤村正之学務担当副学長、杉村美紀学術交流担当副学長、川中仁学生総務担当副学長、
山岡三治総務担当理事、人事担当理事杉本徹雄、山田幸三経済学部長、谷洋之外国部
学部長、前駐米大使で特別招聘教授の藤崎一郎先生、元バチカン大使上野景文さん、
総合グローバル学部植木安弘教授、理工学部同窓会長池尾茂先生、本多義人ソフィア
会元会長、和泉法夫ソフィア会前会長、事務局山崎渉主事。
代表して前駐米大使、藤崎一郎先生が「実は上智に来てまだ2年しかたっていないが、
もう20年ぐらいいる感じだ」と会場の笑いを誘った。
ご来賓の皆様、ご挨拶される藤崎先生 写真 2015NYP-4
乾杯は、ソフィア会本多義人元会長。
「発足当初から、経済人倶楽部はソフィア会のひとつの核になると思った。大学とい
うものは卒業生が支えていなくてはならない」と杯を上げ懇親会がはじまった。
本多元会長 写真 2015NYP-5
懇親会 写真 2015NYP-6
戸川宏一専務理事
ソフィア経済人倶楽部の事業計画について説明した。
「ソフィア経済人倶楽部は3つのミッション、1、真の人間性、社会性の追求 2、
グローバリゼーションとローカリゼーションの融合に基づくグローバリズムの実現
3、教養と専門知識の融合を掲げてスターした。 長期ビジョンとしては各方面で
活躍するソフィアンを結集し、強力なグローバルネットワークを構築し、この協力
体制のもと、大学から優秀な人材を輩出するため、資金援助、教育支援、寄付講座、
産学共同プロジェクトなどの諸活動を推進する。中期ビジョンとしては11項目ある
が、500名会員を1000名に拡大し、それに相応しい組織運営を追求したい。」
と説明された。
戸川専務理事 写真 2015NYP-7
写真:2015年度のテーマ 写真 2015NYP-8
懇親会の中でお二人のご挨拶があった。
元バチカン大使上野景文さん
法王フランシスコに、今年は訪日していただけるようにエネルギーを集約してほしい。
イーウーマン代表 佐々木かをりさん
働く女性が集まる国際会議が20回目を迎える。日本社会に多様な視点を入れて
いきたい。
中締めは、和泉法夫 前ソフィア会会長。
「ソフィア会会長2期6年の間、皆様のサポートがあり、つつがなく100周年を迎え
られたが、私はピタウ先生がいらしたからこそソフィア会で活躍できたと思っている。
会長に就任した時、ピタウ先生にイグナチオの精神をご説明頂き、あらためて上智
大学の精神を考えさせていただいた。
学長、理事長としての素晴らしい功績を残され、上智の精神をOBに伝えてくださった
ピタウ先生を偲んで、中締めとしたい。ピタウ先生は「万歳」が大好きで、口癖にさ
れて、いつも会の最後には万歳で締めていた。その時のピタウ先生と同じように声高
らかに万歳三唱で締めたい」
その後、恒例の円陣を組んでの校歌斉唱、上原隆一事業企画委員長のしなやかな体から
絞り出されるエールで終えた。
万歳シーン 写真 2015NYP-9
□年頭ご来賓インタビュー
今回はご来賓の中から下記の方に「ソフィア経済人倶楽部に期待する事」というテーマ
でインタビューをさせていただいたのでご紹介します。
Q:経済人倶楽部に期待すること
A:植木先生
多面的な貢献だ。財政だけでなく、知的貢献もできると思う。変わりつつある世界に
どう立ち向かっていくかといったことを、たくさん経験を積んでいる経済界の方々から、
若い人を刺激してほしい。それは彼らを育てると同時に、大学にとってもまた、経済人
にとっても成長が見いだせることになるだろう。
植木先生 写真 2015NYP-10
A:藤崎先生
現役の学生は、先輩たちとの繋がりを求めている。本当の社会が分からない、自分の
可能性が分からない学生たちに、先輩から分野別にお話しいただく等、経済人倶楽部
同士の交流と同時に、学生たちとの繋がりを強化していただければよいのではないか。
私自身は、「世界と話そう」というシリーズで、学生さんたちに大使の話を聞いて
もらうことなどをしている。もっと多くの学生たちに聞いてほしい。
藤崎先生 写真 2015NYP-11
A:理工学部同窓会長 池尾茂さん
いろんな学部の人たちと交流できるのが上智の良さで、ソフィア経済人倶楽部はその
卒業生版。
学部を超えた交流の場を提供してくれていることがありがたい。
卒業生が大学に講義を提供していたことがあったが、学生支援ができるといいのでは
ないか。
池尾さん 写真 2015NYP-12
A:オーストラリア クイーンズランド州政府代表 安達健さん
グローバル人材という観点からも、経済界でのネットワークを広げてほしい。OBが
もっとソフィアンであることを意識して、後輩たちに話し、互いを引立てながら活躍
の場を提供していけるようにしていきたい。
安達さん 写真 2015NYP-13
以上
注)文中、敬称は略させていただきました。ご了承ください。