「つくるI(キャリア形成I)」(12月4日)報告 ~大学時代の研究からナビタイムジャパンの起業と今後の戦略~

12月4日は、株式会社ナビタイムジャパン・代表取締役社長の大西啓介氏(電気電子1988)が、講義を行いました。今回も、教室は満席。大西氏は、学生時代の研究から創業に至るまでの経緯と、ナビゲーションエンジンで世界のデファクトスタンダードを目指す、同社の戦略について説明しました。以下では、講義の内容をご紹介します。
 

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縁あって経路探索が研究テーマに
 
 ナビタイムジャパンは2000年に設立した企業で本社は表参道にある。従業員数は約330名。経路探索のアルゴリズム作成を中核に、日本と海外でナビゲーションに関する事業を展開している。ビジネスモデルは、スマートフォンや携帯電話での有料課金ビジネスモデルだ。多くの経路探索サービスが無料で提供されているが、我々はユーザーが有料でも使ってくれるきめの細やかなサービスを提供することで、現在、日本で約400万人の有料課金ユーザーを抱えている。無料のユーザーまで含めると、月間のユニークユーザー数は約2600万人になる。

経営理念は 「経路探索エンジンの技術で世界の産業に奉仕すること」だ。2000年に5人で創業した時から、ナビゲーションエンジンで世界のデファクトスタンダードになることを目指し、全社一丸となって努力を続けている。一般的にナビゲーションサービスでは、目的地までより早く到着することを一番の目標としている場合が多いが、我々は「世界中の人々が安心して移動できるように。」をサービスコンセプトとしている。

大学3年生になって研究室を選択する際に、これからはコンピュータの時代が来るだろうと考え情報処理の研究室に進んだ。そこで創業のきっかけとなる経路探索が研究テーマとなった。同じ情報処理の研究室の中では、ひとり1テーマで研究をしていた。音声合成やコンピュータグラフィックスの研究をする学生もいた。私が、経路探索をテーマにすることになった経緯は、ジャンケンだったのか教授の指示だったのかは忘れてしまったが、振り返ってみれば縁があったのだと思う。
 

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いろいろな縁が重なって事業につながっているのだが、もう一つの大きな縁は、学生時代に経路探索の研究が、毎日新聞で取り上げられたことである。当時はメモリが300キロバイト程しかないNECのPC98という、Windowsが登場する前のMS-DOSパソコンでカーナビゲーションを作成していた。当時はデジタル化された地図もなく、自分で紙の地図をもとにデジタル化した地図も作成していた。パソコンで経路探索ができて最短ルートが探せるということが、画期的なことだった。将来は自動車に搭載できるようになるかもしれないと報道された。この事が、のちに事業化することに結びついていくこととなる。頑張って研究していたことが、結果として報道につながったということだと思う。どれくらい頑張ったかというと、修士課程は2年いれば卒業できるが、博士号は学会で論文が通らないと取得できない。情報処理学会や通信学会は、毎月数名しか論文が通らない。1日に16時間くらい勉強しているのでは時間が足らないと感じて、勝手に1日を36時間に設定して、24時間勉強して6時間寝て大学に来るというような生活をしていた。そして、何とか2本の論文を通して博士号をとった。

社内ベンチャーから始まったナビゲーションビジネス

 博士号取得後、就職したのは祖父が創業した大西熱学という空調の会社だった。大西熱学は世界中どこにもない冷房設備や暖房設備を特注でつくる会社で、南極昭和基地の設備を手掛けているユニークな会社だ。私は3代目として就職してソフトウェアの仕事をしていた。会社に入ってから3年目1996年にインターネットの商用化がスタートして、会社や自宅でインターネットが使えるようになった。社長である父が、インターネットを使ったビジネスで事業化を考えろと指示したので、大学で研究していた経路探索を事業化しようと考え、社内ベンチャーを立ち上げた。

これも一つの縁だが、SIベンダーに就職していた大学の後輩が、自分でやりたい開発ができないということで、退職して合流してくれた。それで、二人で事業をスタートさせた。ここで、先ほどの新聞記事が生きてくる。事業を始めた翌年に、モバイル時代が始まった。カシオやシャープといった企業が、通信機能のないPDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)を発売した。当時は、少ないメモリで経路探索を提供できるソフトがなかった。いくつかのPDAを手がける企業が新聞記事を手掛かりに、大西熱学にそうした技術を持つ人がいると訪ねてきてくれて、技術を採用してくれた。業界でこのことが広まり、2年のうちにはすべてのPDA企業が大西熱学の技術を採用してくれた。98年になるとエリクソンやノキアといった海外の企業までが、大西熱学を訪ねてきて技術を採用してくれた。99年にはNTTドコモのi-modeが登場する。通信機能を備えた端末の登場だ。市場が拡大したことで、2000年に大西熱学から分社独立し、ナビタイムジャパンを設立した。多くのベンチャー企業は資金を調達して事業を拡大していく手法をとるが、我々は収支の範囲内で事業を大きくしていく手法で成長してきた。これまで借金無しで、事業を展開拡大してきた。

トータルナビゲーション

 何が我々のサービスを受け入れてくれるポイントになったかというと、「トータルナビゲーション」というコンセプトだったと思う。携帯電話を持つ人々は、自動車で移動するだけではなく、電車にも乗るし徒歩で移動もする。移動手段は単一ではない。すべての移動手段に対応したナビゲーションがほしいというニーズがあった。すべての移動手段に対してリアルタイム情報を考慮して、その日、その時刻、その場所で、その人にとって最適なルートを提示するサービスが求められていた。我々のアルゴリズムが携帯電話業界に受け入れられて、2003年にKDDIから発売された世界初のGPS搭載携帯電話の、標準ナビゲーションとして採用された。それがきっかけでさらに事業が拡大した。

 さて、トータルナビゲーションとは何だろう。たとえば、渋谷ヒカリエから東京タワーに移動するとしよう。「NAVITIME」では4つの経路候補を表示する。第1経路は車のルート、第2経路は徒歩+バスのルート、第3経路は徒歩+電車のルートだ。第1経路の車ルートでは、渋滞を考慮したルートだけではなく、高速料金やガソリン料金、タクシーを利用した場合の料金までわかるように表示している。タクシーアプリと連携して、タクシーを呼べるようにもなっている。第3経路の徒歩+電車ルートでは、乗車するホーム番号や便利な車両位置も表示、降車駅の神谷町での出口番号や、駅を出た後の進行方向まで表示するようにしている。徒歩の場合には、横断歩道の位置なども考慮して、道のどちら側を歩いたほうが良いかまでもナビゲーションしている。こうしたことを実現するためには、大変だがメンテナンスが極めて重要になる。メンテナンスの積み重ねがユーザーからの支持につながる。日々のメンテナンスをアルゴリズムに反映していく地道な努力が、サービスを向上させていくうえで重要な活動となる。
 

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ユーザーの声を機能に反映

ちなみに学生の方々からの要望が多くて実現した機能が、定期券区域を優先して通るルートを検索する機能だ。遠回りしても安く行きたいというニーズに応えた。ユーザーのニーズに応えて機能を付加してきた。鉄道運行情報メールも、その機能の一つだ。駅に行く前に自宅で運行情報を把握できるようにする機能だ。事故や遅延が発生すると、事前に登録したメールアアドレス宛に情報が届けられる。誰もが駅に到着してから、事故や遅延の情報を知る経験をしたことがあるだろう。このサービスを活用すれば出発前に、自宅にいながら運行情報を把握することができ、あらかじめ迂回ルートを調べることも可能となる。

最近提供を始めた新しい機能は、混雑予報だ。多少時間がかかっても混雑を避けたいという、ユーザーの要望に応えたものだ。電車の混雑状況に関するデータは、世の中に存在しなかった。社員が1日中電車の混雑状況を観測、運行ダイヤを加味して列車ごとにどの程度混雑するかを、6段階のレベルで予測するアルゴリズムを開発した。日本で初めて、混雑度を予報する機能を実現した。

ナビタイムジャパンでは、こうした豊富な機能をどのようにユーザーに伝えるかを考えて、広告戦略を展開している。ご覧になったことがあると思うが、「ミスターナビタイム」とか「ナビタイムおじさん」とか呼ばれているが、スマートフォンや携帯でアプリを立ち上げると出てくるナビタイムの化身(アラジンの魔法のランプの化身をイメージしている)が、ユーザーを目的地にまで時間通りに連れていくというCMを展開している。便利な機能を、いかにわかりやすく伝えて、ユーザーに理解してもらい、使っていただけるようにすることができるかが、広告戦略のポイントだ。昨年はみどりの山手線で、沿線のスポットを22ヶ所ピックアップして、「○○に行くならこの車両」というクリエイティブを、ドア横に掲載する車両ラッピング広告を展開、「NAVITIME」を使えば目的地に近い車両までわかることを訴求するキャンペーンを実施した。

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「NAVITIME」では2600万人のユーザーが検索したスポットのランキングも集計している。全国での集計はもちろん、半径2キロメートルの範囲での検索ランキングも提供している。例えば、ある時期、検索ランキングでトップとなった「ラピュタの道」という場所がある。雲海を見下ろした景色がまるで雲に浮いているようで、映画「天空の城ラピュタ」のイメージのようだということで、ライダーたちがそう呼び始めたスポットだ。つまり、「NAVITIME」の検索データを活用することで、ガイドブックにも掲載されていないホットなスポットを見つけることができるというわけだ。

トータルナビゲーションがナビタイムジャパンの強みであると説明してきたが、ユーザーの要望に応えて、移動手段を絞った単機能のアプリも提供している。自分の利用している移動手段に特化した、きめ細かいナビゲーションがほしいというニーズに応えたものだ。自転車NAVITIMEでは、サイクリングロードを優先した自転車用のルート検索やナビゲーションができる。このサービスでは当初、坂道の少ないルートを提供する機能を実装していた。ところが、自転車をトレーニングに活用する多くのユーザーから、逆に坂道の多いルートを表示してほしいという声が寄せられ、アップダウンが多いルートも検索できるようにした。
 
また、バス専用の「バスNAVITIME」も提供している。バスの弱点は、どこから乗ってどこで降りればいいのか、バス停の場所がわからないという点と、交通状況によって必ずしも時刻表通りに運行できず、利用の際にバス停で待たされることが多いという点だ。このバスの弱点を補うような機能を、「バスNAVITIME」では実装している。バス運行会社とデータ連携を行い、バス停へのバスの接近情報をユーザーがアプリで把握できるようにした。ユーザーは自宅にいながらバスの運行状況を確認でき、バス停で待つことなく利用できるようになった。この機能をリリースした2007年、減り続けていた都バスの利用客がV字回復した。ナビタイムジャパンがこのことに貢献したのだと考えている。
 

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純正カーナビを超える

カーナビゲーションビジネスへの対応について説明したい。ナビタイムジャパンが提供するハイエンドモデルの「カーナビタイム」は、車載専用のナビゲーションシステムの機能を凌駕していると考えている。スマートフォンの弱点は電波が圏外となるとナビゲーションができなくなることだったが、端末内に地図を保有し圏外でもナビができるようにしている。一般的に車載専用カーナビでは、DVDに記載された地図情報を数年ごとに書き換えて、利用するケースが多い。ビルの情報や地点情報は、1年で1/3が変わってしまう。建物やスポットの情報は日々変化している。車載の地図データはすぐに古くなってしまう。目的地が、わからなくなってしまうだろう。「カーナビタイム」はリアルタイムに情報を更新しているので、いつでも最新の地図情報が利用できる。渋滞を考慮したルート案内はもちろん、駐車場の空き情報もリアルタイムに提供している。テレビ番組で紹介されたスポットも表示される。例えば、料理番組で紹介された料理人がいるお店の情報なども提供している。紅葉の色づき情報など、季節限定のイベント情報なども提供している。
 
昨今、自動車の自動運転技術開発が進展してきた。自動運転になる、とナビゲーションシステムが自動車の頭脳となる。乗車したら口頭で行き先を伝えるというように、車とコミュニケーションする時代がくるだろう。ナビタイムジャパンでは端末に触れることなく、音声で地点検索やナビ設定ができる機能を開発している。ボイスコントロールと呼ばれる機能で、音声認識と音声合成を活用した仕組みだ。例えばガソリンスタンドを探す時など、音声で指示すればナビゲーション中のルート沿いにあるものを検索できる上に、ナビと会話することで価格の安いスタンドを探したり営業時間を確認したりすることも可能だ。特にゆっくりしゃべらなくても、普通の会話でサーバが内容を認識できるようになってきている。ボイスコントロール技術の進化を実現しているのは、ナビタイムジャパンの音声認識サーバが、これまでのユーザーとの膨大なやり取りを蓄積し、分析することで学習しているからだ。車載専用ナビでは単一ユーザーとのやり取りしか分析することができず、データを活用して学習する事には限界がある。この機能は日々進化しているのでぜひ機会があれば使って欲しい。
 

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一般ユーザー向けのエントリーモデルとして提供している「NAVITIMEドライブサポーター」では、警察の公開情報を取り込んで全国の交通取締情報を提供している。ユーザーには便利に活用してもらっているようだ。全国約2000カ所のライブカメラ情報(静止画)も確認可能で、渋滞情報や、霧・積雪などの天候をリアルタイムで見ることができる。

ここまでくると運転車が運転中にスマートフォンを利用できないことだけが障害となる。そこで、運転者がスマートフォンをダッシュボードに固定してカーナビとして利用できるように、車載用スマートフォンフォルダーを自社開発した。また、新しいカーナビゲーションの形として、車載の安価なディスプレイオーディオとスマートフォンをケーブルで接続し、スマートフォンのカーナビアプリを車載機上で利用できるサービスも開発している。車載機器としてはタッチパネルだけがあればいいという考え方だ。

アウディやBMWの新型車に搭載されたテレマティクスサービスには通信APIを通して駐車場やガソリンスタンド、ニュースなどの情報をナビタイムから提供している。フォルクスワーゲンとはドライブアプリを共同開発している。実験段階ではあるが、ディスプレイ機能(バックモニター機能)を実装したルームミラーとスマートフォンでBluetooth接続を行い、ルームミラーにナビゲーションを表示する機能も開発している。

移動を予測・最適化するビジネス

ナビタイムジャパンは個人ユーザー向けのサービスだけではなく、企業向けのビジネスサービスも提供している。PCとスマートフォンを活用し、動態管理とカーナビサービスを提供するクラウド型ソリューションだ。たとえば配送業において、自社の配送トラックにスマートフォンを搭載しておけば、管理者はその位置やステータスを地図上で確認して、ドライバーが次にどこへ移動すれば効率的に配送や集荷ができるかを把握し指示できる。物流業では渋滞なども考慮して、正確なトラックの到着時刻を把握することができる。プラスマイナス5分以内に、90%が到着するというような精度での管理が可能となる。物流業とって画期的なソリューションとなる。宅配ビジネスにおいても、荷物の到着時刻が正確に把握できるようなる。現在の宅配サービスは、2時間程度の幅で到着時刻指定ができるが、午後6時から8時までと言われても6時5分に来るのか8時近くに来るのかがわからない。お風呂に入っていいものか、化粧を落としていいものか、受取人は神経を使う。より正確な予想到着時間を、受取人のスマートフォンに配信するサービスを提供することなどで、受取人の時間的負担を軽減できる。
 
今後の展開として、交通コンサルティング事業への展開を図っていく。ナビゲーションサービスで10年以上培ってきた膨大なデータと技術を活かし、交通、移動に関するデータ提供分析コンサルティングを行っていく。ナビゲーションに加え交通自体の最適化、地域の活性化によって移動全体を最適化していくことを目指している。たとえば、検索データをもとに移動が集中する場所を事前に見つけることができる。これはももいろクローバーZのライブが、西武球場で開催される4月13日に、西武球場前を到着指定した検索数の推移だ。多くのファンが数日前から検索を始めている。こうしたデータを活用すれば未来の人の移動が予測できる。このデータからは開演時刻だけでなく、グッズ販売の開始時刻を意識した検索があることもわかる。公共交通機関の輸送量調整や混雑回避の誘導、駅付近のコンビニの商品仕入れ量などの調整に活用が可能だ。
 

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経路検索結果を分析し、利用者がどこで不便を感じやすいか、具体的な課題を抽出することも可能だ。これは広島県と実施した乗り換え改善計画の例だ。データからバスの到着より先にフェリーが出てしまうため、港で1時間以上待たされる観光客がいることがわかる。バス会社とフェリー会社のダイヤを自治体が仲介して調整することで、観光客が少ない待ち時間で目的地に到達でき、より長い時間滞在することを可能にした。こうした施策は地域の観光業にとってプラスになると考える。東京メトロとも実証実験を行っている。現在は路線図を参照して料金を確認してから、乗客が切符を購入することが一般的だが、今後は券売機の画面上の路線図から到着駅を選び、直感的に切符を購入できる仕組みなどを検討する可能性がある。

地域活性化に関する実証実験をニセコで行った。海外からの観光客を対象とした実験だ。ニセコ全山に対応した「ニセコゲレンドMAP」アプリを開発提供した。このアプリの言語設定によって、国別の観光客のゲレンデ利用状況が把握できた。中国からの観光客は低地で雪遊びをしており、オーストラリアからの観光客は上級者コースで滑っていることなどが分析できた。このデータを活用すれば、中国では雪遊びを中心としたプロモーションを展開するが、オーストラリア向けにはスキーをメインとしたプロモーションを展開するなどの、具体的なマーケティング施策に生かすことができる。このアプリでは雪崩が起きやすい場所などの情報も提供、減災政策への展開なども模索した。
屋内でのナビゲーションについても実証実験を行っている。

海外へ、そして訪日外国人誘致のインフラに

最後に海外向けのサービスについてもご紹介したい。「NAVITIME Transit」というサービス名称で、ロンドン、サンフランシスコで乗り換え案内サービスを提供している。昨年11月からはシンガポールで、今年はバンコク、クアラルンプール、香港、台湾、上海と、主にアジアでの展開を拡大した。現在10ヶ国語でサービスを提供している。特に宣伝もしていないが、イギリス向けアプリは100万ダウンロードを突破している。海外では日本と異なり、必ずしも交通機関が時刻表通り運行しないという状況ある。そのため、ナビゲーションサービスの提供は難しいのではないかという危惧があったが、逆に時刻表に頼れないからこそリアルタイムに状況を把握でき、迂回ルートを使って時間通りに目的地に到着できる、ナビタイムのサービスに対してニーズがあったようだ。

昨年は、訪日外国人旅行者が初めて1000万人を超えた、観光立国を目指す日本は一つの節目を迎えた。政府は、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に2000万人を目指すとしている。日本の観光ビジネスは新たな局面を迎えている。こうした動きにあわせ、訪日外国人向けのナビゲーションアプリを充実させていきたい。短期間しか滞在しない訪日外国人向けアプリは課金ビジネスに成り立ちにくいが、観光客や観光地にとって有益なサービスになると考え、昨年10月から「NAVITIME for Japan Travel」のサービスを提供している。すでに、ダウンロード数は20万を超えている。路線図からの駅を指定した乗り換え検索など、複雑な首都圏の鉄道網などもわかりやすく検索できるように工夫している。さらに、来日した外国人の方々は、まず無料WiFiスポットを検索してネットにつなげてから、様々なインターネットサービスを利用するケースが多いので、日本全国約5万ヶ所の無料WiFiスポットを、オフラインで検索できる機能も実装されている。このため、来日前に自国でダウンロードして利用する人が75%に上る。

利用の状況からどの国から来日した観光客が多いかがわかる上に、検索ルートランキングから、どこに宿泊していて、どこが人気の観光スポットになっているのか、などの分析も可能だ。新たな観光スポットを紹介したり、お祭りがあるといった情報を配信するなど、将来は訪日旅行のポータルとして、実際に日本に来てからの観光地までの案内に対応するだけでなく、日本に来る前からの様々な情報配信も実施して行きたい。訪日時に必要な情報を集約したプラットフォームとして、訪日外国人誘致のインフラに発展させていきたいと考えている。
 

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写真など

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