小川源治氏(1968、機械卒)の開発商品「カセット デンスケ」が"未来技術遺産"に登録

 理工学部卒業生の小川源治氏(1968、機械卒)がソニー勤務時代に開発した新商品ポータブル型ステレオテープレコーダー「カセット デンスケ」(ソニー製のカセット式録音機:TC-2850SD)が2015年度の「未来技術遺産」に登録されました。
 この未来技術遺産は、独立行政法人国立科学博物館が「科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ科学技術史資料」及び「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料」の保存と活用を図ることを目的に平成20年度より実施している登録制度で、"未来技術遺産"の愛称で親しまれています。
 2015年度は「カセット デンスケ」を含めてAIBO、8ビットパソコン、レーザーディスクプレイヤー等25件(累計209件)が登録され、9月15日に国立科学博物館にて登録証及び記念盾の授与式が行われました。
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2015年度"未来技術遺産"に輝いた
ポータブル録音機「カセット デンスケ」(TC-2850SD)

 この未来技術遺産の栄誉に輝いた「カセット デンスケ」(コンパクト・カセット式ポータブルステレオ録音機:TC-2850SD)は、小川氏がソニー勤務時代の若かりし頃にメカ設計担当として電気担当者、デザイン担当者と共に開発に携わった新商品で、1973年にソニーから発売され、据置きデッキに劣らない高音質を実現したポータブル型カセット式テープレコーダーとして生録音ブームを巻き起こしたヒット商品となり、新たな生活様式の創出に顕著な役割を果たした重要性が評価されて未来技術遺産の第191号として登録されました。
 小川氏は受賞の喜びを「忘れた頃に息子(作品)が勲章をもらったような気分です」と語っており、同窓生の活躍の成果がこの様な栄誉に輝いたことは同窓会員一同の誇りであり、このホームページに掲載することで祝意を表したいと思います。

〔広報委員長;岸本泰志(1971化卒)記〕

 

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