11月27日(月)に第5回ビッグデータ研究会を開催しました。今回は9名の方に参加していただきました。社会人は1981年〜2011年卒業・修了の6名、情報学領域の矢入研からM1の方に3名ご参加いただきました。ビッグデータ研究会も第5回になって、かなり定着してきた感覚があります。ご参加いただいた皆様ありがとうございます。
今回は3人の方に発表していただきました。

はじめは前回の続きの岩澤さんによる「AI・機械学習」の続きの予定でしたが、残念ながら急用のため欠席されました。ピンチヒッターとしてテンソル・コンサルティングの藤本さんに「機械学習のアルゴリズム」に関する概論をお話しいただきました。その場で依頼したにも関わらず、さっと資料が出てきてお話し出来るあたりはさすがプロです。
「機械学習とは大量のデータから知識を取り出す手法として発展した」「なんらかの事象を予測することに用いられることが多い」という背景の説明と、「回帰モデル」「決定木」「ニューラルネットワーク」などのアルゴリズムについて解説していただきました。

続いてスクデットの細江さんから、スクデットで取り扱っている「不正対策ソフトウェア」と「レコメンドメール」について説明をしていただきました。不正対策ソフトウェアではブラウザから取得できる様々な情報をきちんと整理することによって怪しい行動をする人を特定できるということです。またレコメンドメールでは、ECサイトで途中で離脱した人に対して、「買い忘れはございませんか?」というメールを出すことによって購買につなげるソフトウェアのお話しでした。実例も見せていただいたので非常に説得力のある内容でした。

最後にM1の矢野さんから「VAE:Variational Auto Encoder」についてです。VAEはニューラルネットを用いた「生成モデル」ということでした。手書きの画像の特徴から、その人が書いた別の字を推測するような例を見せていただきました。本人はまだ消化不良ということで、次回も理解度を上げ、さらに自分の研究も絡めて再度発表したいとのことでした。期待しています!

勉強会の後はいつもの通りみんなで食事に行きました。今回はしんみちにある「四ツ谷 魚一商店」でした。非常に魚が美味しかったです。
今後もビッグデータを通じて同窓生の絆を深めていきたいです。
次回は
1/29(月) 19:00 ソフィアンズ・クラブ (6号館6階)A会議室
です。
ご興味のあるかたはぜひご連絡下さい!

井上俊一(1993年 電気電子卒)