10月1日(月)に第9回ビックデータ研究会を開催しました。今回は8名の方に参加していただきました。その中でサマーハッカソンで知り合った4年生の篠原さんに初めてご参加いただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
今回はオリンパス株式会社の小平さんにお話しいただきました。(写真は左端が小平さんです)
オリンパスはデジカメのイメージがありますが、今では医療機器、特に内視鏡のトップメーカーです。元々は顕微鏡のメーカーとして誕生したそうです。現在では売上のうち医療関係が78.4%を占めています。日本だけでなく、ヨーロッパ、アメリカにも研究拠点を有しています。
小平さんは医療機器の中でも特に内視鏡の開発に携わっています。昔は「胃カメラ」と呼ばれたものが「内視鏡」としてどのように進化してきたのか、どのような機能のある製品なのかをかなり詳細にご紹介頂きました。
消化器内視鏡システムでは
- 内視鏡で体内を直接観察することで、微小な病変を発見する。
- 内視鏡の先端部から処置具を出し、様々な処置(治療)を行う。
という二つの機能があります。
特に処置(治療)ができるというのは驚きです。スコープと呼ばれるものを通じて先端から様々な処置具を出すことが出来ます。消化器以外でも、外科領域での腹腔鏡手術にも使われており、開腹手術に比べ入院期間の短縮に役立っています。
オリンパスの特徴として印象的だったのは、
- 医師と連携した技術・製品の開発
です。ドクターと連携して製品開発することが圧倒的に使いやすい製品につながっていることが良く分かりました。
また日本だけでなくグローバルでも満遍なく売上が上がっているも大きな特徴だと思います。使いやすい製品はどこの国に行っても評価されているわけですね。
もう一人、物質生命理工学科4年生の篠原さんにも自己紹介いただきました。物理、化学を全て駆使して生物に活かした研究がしたいということでした。ぜひ、頑張って下さい。
勉強会の後はいつもの通りみんなで食事に行きました。今回は四ツ谷駅そばの中華「南国亭」でした。安くてうまい小皿料理が自慢です。
今後もビッグデータを通じて同窓生の絆を深めていきたいです。
次回はビッグデータ研究会とつくるネットワークの共催イベントです。変則的ですが、土曜日の昼間に開催します。その後、理工学部同窓会会員大会もございますので、そちらもぜひご参加下さい。株式会社ジュピターテレコム(J:COM)の平田さんにご講演いただきます。
【日時】11月10日(土)12:30~13:30
【場所】上智大学2号館5F509号室
【講演】
TV視聴履歴(ビッグデータ)がもたらした様々なデータ活用及び視聴スタイルの新たな気づき
平田 晃氏(1993年電気電子工学科卒)、株式会社ジュピターテレコム(J:COM) ケーブルテレビ事業部門 部門長補佐)
ご興味のあるかたはぜひご連絡下さい!
井上俊一(1993年 電気電子卒)