11月10日(土)に「つくるネットワーク懇親会+ビックデータ研究会」が開催されました。今回は「つくるネットワーク」と「ビッグデータ研究会」の共同開催のため変則的に土曜日の昼間に開催となりました。年に一度の理工学部同窓会会員大会の前の時間に開催したため人数もいつもより多く、22名の方にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
今回のテーマは
「TV視聴履歴(ビッグデータ)がもたらした様々なデータ活用及び視聴スタイルの新たな気づき」
です。ご講演いただいたのはジュピターテレコムの平田晃さんです。
J:COMには538万世帯のお客様がおり、テレビやアプリの利用履歴、契約情報など様々なデータが存在します。
データを分析すると、視聴率では捉えられないような指標を測定することができるそうです。またリアルタイム視聴なのか録画視聴なのかといったデータもわかるため、コンテンツの内容と視聴スタイルの相関を知ることができます。さらに従来は十分にサンプルが得られなかった、低視聴率番組のデモグラフィック情報も集計が可能になります。
有料放送(CS)の視聴率ではドラマ・映画・アニメが多いそうです。これらの有料放送と地上波の番組との相関関係もわかります。地上波でこれこれの番組を見ている人は、これこれの有料放送を見る人が多い、と言った情報です。これらの分析から、まだ見ていないけど見てもらえそうなチャンネルの提案・推薦が可能になります。
そのほかにも、通販系チャンネルと購買品の関係とか、継続して見られやすい連続ドラマはどういうものか、録画された番組がいつ再生されるか、どういう人が料金を滞納するか、など興味深い話がたくさん出てきました。
とてもここには書ききれないのですが、様々なデータ活用の事例を伺うことができて大変勉強になりました。
今後もビッグデータを通じて同窓生の絆を深めていきたいです。
次回は、2月に開催する予定です。日程が決まりましたら、改めてお知らせします。
ご興味のある方は以下のメールアドレスまでご連絡下さい。

井上俊一(1993年 電気電子卒)